「成長戦略実行国会」はじまる

 10月15日、第185臨時国会が開会しました。
 今国会は、先の参院選で与党が多数を獲得し、衆参の「ねじれ」を解消してから初めての本格的な国会となり、安倍首相が「成長戦略実行国会」と位置づける大変重要な国会となります。
 来年4月の消費税率の引き上げを控え、「三本の矢」のうちの一つである成長戦略を実現するための産業競争力強化法案や国家戦略特区関連法案、社会保障制度改革の道筋を定めた「プログラム法案」など重要法案が山積しており、早期成立に政府与党一体となって取り組んでまいります。

 今国会より私は、昨年来務めている参議院決算委員長に加え、参議院の農林水産委員会と消費者問題に関する特別委員会の委員となりました。
 農林水産委員会では、農業の所得倍増を実現させるための一環として、わが国農業の構造改革を推進し、遊休農地の発生防止、解消を図り、農地を集約化するための農地中間管理機構関連法案や、農村地域の資源を農業との調和を図りながら再生エネルギー発電に活用し、農業・農村の所得向上等による地域活性化に結びつけることを目的とした再生可能エネルギー電気発電促進法案等が今国会で審議されることとなっており、十分に議論を行い、早期成立を図ってまいります。

 なお、自民党内では私は、この度、党の最終意思決定機関である総務会の会長代理の任期は終えましたが、引き続き総務会のメンバーとして、国会へ提出する法案審査、党の人事案件の決定に関わることとなりました。
 また、少子化に伴う人口減少に歯止めをかけ、子育て支援策の量的拡充と質的改善を図るとともに、年齢進行順に応じた包括的かつ総合的な少子化対策を検討、推進していく自民党人口減少社会対策特別委員会の委員長となりました。関係団体の皆様のご意見も踏まえ、具体的施策の実行を図ってまいります。

  さて、国会閉会中ではありましたが、9月20日、自民党過疎対策特別委員会が開催され、これまでの過疎対策の状況と今後の課題について各省庁よりヒアリングを行いました。
 過疎地域は、過疎地域自立促進特措法で人口要件と財政力要件により判定されていますが、全国1,719の市町村のうち、今年4月1日現在で775の市町村が関係し、全体の45%を占めています。なお、長崎県でも一部区域が関係している長崎市、佐世保市を含め12市町が関係しています。
 これだけ多くの自治体が過疎地域となっておりますが、これら地域は、わが国の自然や文化、伝統を守り、食料や水、エネルギーの供給地として重要な役割を果たす一方で、急速な人口減少や高齢化、集落消滅の危機等に直面しています。
 このような課題を解決すべく、過疎法に基づく国による財政支援策のひとつに過疎債がありますが、関係自治体からは、この過疎債の予算枠及び対象事業の拡大を強く求められています。
 同委員会で私は、過疎債の予算枠拡大とともに、合併市町村の老朽化し不要となった支所の解体等を例に挙げながら過疎債の対象事業拡大を訴えたほか、都市と過疎地域の交流人口を増やすため、過疎債を活用した航空運賃の低廉化などを提案しました。

 (写真)9月20日 自民党過疎対策特別委員会(於自民党本部)

    

 9月25日には、佐世保市の朝長市長、長野市議会議長等が石木ダムの件で来訪されました。
 石木ダムは、川棚川の治水対策や佐世保市の慢性的な水不足問題を解消するために同市に隣接する川棚町に建設計画が進められてきましたが、地権者との交渉が難航するなどして計画から41年にわたり未着工のままとなっています。去る9月6日に、国交省により事業認定の告示がなされ、新たな局面を迎えたことを受けて、今後の進め方等について意見交換を行いました。

(写真)佐世保市の朝長市長、長野市議会議長他が石木ダムの件で来訪
(於参議院決算委員長室)

 10月3日、西九州北部地域開発促進協議会の皆様(松浦市の友広市長、平戸市の黒田市長ほか)と共に、自民党の塩崎政調会長代理に対し、西九州自動車道の整備促進に関する要望を行いました。
 西九州自動車道は、九州西北部主要都市間の交流促進や、物流の効率化による農林水産業の振興等に大きく寄与し、また災害時における緊急輸送道路としての役割も期待され、長崎県北地域の活性化を図る上で必要不可欠な道路です。
 全線の早期完成を目指し、これまでも政府や県と協議を重ねてまいりましたが、とりわけ松浦~佐々間については、来年度の着工に向けて各方面に働きかけてまいりました。現在のところ、西九州自動車道を含め、全国の道路整備について政府が精査しておりますが、何としても来年度着工が実現されるよう、引き続き全力を尽くしてまいります。

(写真)西九州北部地域開発促進協議会の皆様とともに、塩崎政調会長代理へ要請(於自民党本部)


(写真)これに関連して、10月11日、沿線自治体や住民の皆様も多数集まった西九州自動車道建設促進総決起大会に出席しました(於平戸文化センター)

(正面向かって壇上演壇の右隣)


(写真)10月10日、対馬市の財部市長、作元市議会議長等が国境離島特別措置法の早期制定に関する要望で来訪されました。

 (於参議院決算委員長室)