参院選を終えて

 第23回参院選は、酷暑の中17日間に亘る選挙戦を終え、去る7月21日に投開票が行われました。
 開票の結果、公明党と合わせた与党が、非改選を含めて参院の過半数を確保し、わが国の政治を迷走させてきた衆参の「ねじれ」を解消できただけでなく、わが党は現行制度下で過去最多の65議席を頂戴し、6年ぶりに参議院第一党に復帰できました。
 長崎県でも古賀友一郎氏が初陣を飾ることができ、ご支援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
 わが党に与えられた責任はこれまで以上に大きくなりましたが、数に決しておごることなく、政府与党が総力を挙げて国民の皆様のご期待に応えていかなければならないと考えます。
 また安倍首相が衆議院を解散しない限り、今後3年間は国政選挙がありません。この間に腰を据えて重要政策の推進に取り組むべきです。
 当面は国民一人ひとりが景気の回復を実感できるよう、日本経済の本格的な再生に重点をおくべきであり、「第3の矢」である成長戦略の実現のため、安倍首相が「成長戦略実行国会」と位置づける秋の臨時国会で、必要な法整備や税制を含む制度改革の早期実行に全力を挙げてまいります。
 また、8月5日には政府の社会保障制度改革国民会議が最終報告をとりまとめましたが、今後はその内容を精査し、党内でもしっかりと議論を尽くし、持続可能な社会保障制度を構築していくために実現すべき改革は思い切って断行していかなければなりません。
 わが党は4月に「農業・農村所得倍増目標10カ年戦略」をまとめましたが、今後はその実現のために法整備を行っていく必要もあります。
 課題は山積しておりますが、国民の皆様から頂いた安定的な政治基盤のもと、懸案の処理、政策の実行を加速させてまいります。

 さて、参議院自民党では、中曽根弘文議員会長の任期満了に伴い、去る7月30日に議員会長選挙が行われました。
 私はその選挙管理委員長を務めましたが、溝手顕正氏と鴻池祥肇氏が立候補し、党所属参議院議員による投票の結果、溝手顕正氏が過半数の票を獲得し、新しい議員会長に選任されました。 溝手顕正新会長のもと一致結束し、参議院の独自性を発揮しつつ、「決められる政治」を目指して諸施策の推進に努めてまいります。 

(写真)参議院自民党の議員会長選挙(於参議院議員会館内)



(写真上)参議院自民党議員会長選挙の結果、溝手顕正氏が選出されました。

 なお、8月2日には新議員を迎え、院の構成を決めるための臨時国会(会期6日間)が召集されましたが、私は参議院決算委員長に再任され、当面委員長を継続することとなりました。
 昨年秋より決算委員長を務めてまいりましたが、これまで決算委員長として、平成22年度決算の締めくくり総括質疑を行い、委員長として安倍首相に質問を行ったほか、委員会として内閣に対する警告決議、そして参議院本会議での委員長報告を行いましたが、翌23年度決算については委員会に付託されたものの審査未了のまま先の通常国会を終えることとなりました。
 これは、決算審議は一般的な法案以上に重要性が高いことから、冒頭の全般質疑と締めくくり総括質疑には総理をはじめ全閣僚が出席し、テレビ中継も行われることとなっており、日程調整がつかなかったことが主因でした。
 また、予算案は国会で否決されると予算を執行できないのに対して、決算は否認されたとしても国政の推進に大きな影響を及ぼすことがないことも決算審議が迅速に行われないことの原因だと考えます。
 しかしながら、参議院は決算重視と言われており、本来であれば、その重要性からしてみても、また、参議院がその独自性を出し存在感を高める上でも、政府及び国会が決算審議に対し、意識をより高く持つべきと考えます。
 また、決算審議に政府の政策評価の面を加味することによって、その結果を翌年度の予算編成に反映させるような形にすべきではないかと感じました。
 今後、溝手議員会長のもと、参議院のあり方についても議論されていくことと存じますが、私が決算委員長として感じていることを主張してまいる所存です。

(写真)参議院決算委員会で質問に答える安倍首相(5月20日 於国会内)





(写真)平成22年度決算について委員会での審査結果を本会議で報告しました
(5月22日 於参議院本会議場)



 さて、来年度予算の概算要求決定を控え、参院選を終えた直後から地元長崎県の皆様が次々と要望活動で国会事務所にお越し下さっています。
 7月31日には、佐世保市議会基地対策特別委員会の皆様が来訪されました。
 佐世保港は、防衛施設と民間施設が混在しており、「軍港」としての機能と「商港」としての機能のすみ分けが最重要課題となっています。
 このような地元の課題についても、引き続き全力を傾注してまいります。

(写真)佐世保市基地対策特別委員会の皆様と意見交換を行いました (於参議院決算委員長室)


(写真)8月1日には、長崎県土地改良事業団体連合会の宮本正則会長が来訪され、農業農村整備事業の推進に向けて意見交換を行いました(於参議院議員会館)


(写真)同じく8月1日、長崎市議会総務委員会並びに建設水道委員会の委員長等がご要望に来訪されました(於参議院議員会館)


(写真)8月6日、長崎市議会環境経済委員会の委員長・副委員長より国指定史跡「出島和蘭商館跡」復元整備事業、造船業人材育成のための研修機関に対する支援についてのご要望を伺いました(於参議院議員会館)


(写真)8月7日、長崎県の石塚副知事、松浦市の友広市長、佐々町の古庄町長等が来訪され、県内の道路整備について意見交換を行いました。


(写真)8月7日、諫早市の宮本市長、村川議長より合併市町村に対する財政支援の問題など諫早市政に関するご要望を伺いました(於参議院議員会館)